2024年1月6日、YotioSoft は10周年を迎えました。
なにか記念作品的なものを用意しようと思ったのですが、考えが至らなかったため
過去の記事やアーカイブを漁りつつ10年間を振り返る的なページを作成しました。ぜひご覧下さい。
2024年1月6日、YotioSoft は10周年を迎えました。
なにか記念作品的なものを用意しようと思ったのですが、考えが至らなかったため
過去の記事やアーカイブを漁りつつ10年間を振り返る的なページを作成しました。ぜひご覧下さい。
ふと思い立ってサイトを立ち上げました。
開設当初のスクリーンショットは残っていませんが、当初は「YtaniSoft@HSP」というサイト名でした。
正直一番勢いがあった時期。
最初は(自称)脳波受信型計算機、おならの音を時報音に使った「じぷぅ」など、しょうもなさすぎて目も当てられないクソソフトばかりです。ええ、当時はこれが面白いと思っていたのです。
しかし、趣味や将来やりたいことがフワフワしていた当時の自分にとっては、自身を自作ソフトウェアの世界に引き込んだ大きなきっかけでもあります。
OS の GUI 風ランチャーアプリである、いわゆる「OS もどき」。
そのうち、個人的に最も長い間開発に熱中していたのが「Walls」です。
Windows っぽい見た目の GUI に、様々なゲームとツールを盛り込み、設定画面やらブラウザやら、ある程度のことは Walls 内で完結できるよう徹底的な機能追加を施しました。
開発は2016年頃まで続きます。かつて当サイトの看板娘的な存在でした。
当サイトの当時の読者様による Walls ベースの OS もどきもいくつか登場し、いい刺激を受けることができました。
某りんご社のOSっぽい見た目の Wacintosh、こ◯亀にそんな話があった Indows 9500000000、某有名 OS の名前をひっくり返しただけの Smopuim などなど…。
今やったら多方面から怒られそう。
2014年も後半になると、それなりに使える(?)ツールも作り始めました。それまでネタに走りすぎたことへの反省です。(多分)
「Y-Tools」はランチャーアプリで、6つまでのアプリケーションを登録できます。アプリアイコンも表示できます。
「Y-RSSReader」は RSS リーダーアプリです。当時の変なこだわりにより、なぜか Aero に対応させてしまったために背景が透明で文字が読みづらいのが残念な点です。
「World Timepiece」は世界時計アプリで、世界各地の現在時刻を表示できます。
あまりにも更新頻度が高いために、アプリのダウンロード専用のアプリまで作ってしまいました。
その実態は単なるブラウザで、配信サイト「IO Store」をブラウズし、ユーザがダウンロードリンクをクリックしてダウンロードするというものです。
当時の記事には、生意気にも『エレクトロニック・アーツ株式会社が配信している「Origin」というクライアントソフトを参考に作った』と書いてありました。失礼にも程があります。
この頃になると、Walls もそれなりに工夫を凝らした機能が追加されるようになります。
例えば、自動アップデート機能。予め更新データ配信用サーバを用意し、テキストデータでやり取りをして更新内容の有無を確認後、サーバから取得した URL からアップデートをダウンロードします。そしてアップローダを起動し、アップローダが各種更新のあるファイルをダウンロードして書き換える、というものです。
他にはデスクトップ画面のカスタマイズ機能。アイコンを自由に並び替えたり、時計や天気予報のウィジェットを設置したり、壁紙を変更できたり、などなど。
今思えば、この頃から見た目だけの面白さとか、(面白いかどうかはともかく)ネタだけに走るのではなく、割と裏方のシステムをどう実現するか、といった点に興味を持つようになったと思います。
結局完成も公開もしませんでしたが、OS もどきの形ではない多機能ランチャーソフトとして、「Y-Tools ver.2」なるものを2015年~2016年頃に開発していました。時期によって Y-Tools ver.2、Bricks、Aoi など、呼び名が転々としておりました。
左側にアプリのリンク欄を持ち、左上に時計、右上に天気予報、右下に各種アプリケーションの画面を備えます。
機能としては音楽プレイヤーアプリ(Gamut Box)、天気予報、ファイルビューアなどなど。
そしてなんと、Y-Tools 独自のチャット機能まで備えていました。(上の画像はテスト用の書き込みで全部自演です)
仕組みはかなり雑で、FTP を使ってチャットデータのファイルごと送受信してやり取りをするという、今考えたらありえない、当時の自分のありったけの知識だけで無理やり作った代物でした。
結局、Y-Tools ver.2 はソースコードが複雑になって開発が面倒になったのと、完成形が見えてこないこと、チャット機能に係る複数の問題点(FTP パスワードを公開しなければならない点、チャット上で犯罪(誹謗中傷や犯行予告など)が起きた場合に対処できるかなど運用上の懸念点)から開発中止になりました。
無理に高機能化しすぎておじゃんになった最初の例です。
2016年5月1日に Wordpress で運用するサイトに移転しました。その後、同年7月9日に現在のドメイン yotiosoft.com を取得しました。
世界時計アプリ「World Timepiece 3.0」は、2.0 と比較して大きめのウィンドウで、現在表示している都市の画像を背景に表示するようになりました。また、地名クイズや地球の様子の疑似表示機能も作りました。
Gamut Box は Walls などにも搭載されたプレイヤーアプリです。歌詞表示機能、歌詞ファイル作成機能などを備えます。
両者はHSPプログラムコンテスト2016に応募し、World Timepiece 3.0 は JBOYSOFT賞を頂きました。
2016年頃になると新機能の追加は落ち着き、細々としたバグ修正やデザイン変更が中心になりました。要はネタ切れです。
この頃になると、これまでのシングルウィンドウ、すなわち動かせないウィンドウのOSもどきでは満足できなくなり、マルチウィンドウへの移行を検討し始めます。
最新の Walls Zibo (ver.5.2) はこちらからダウンロード可能です。
2016年から2022年まで、逆張り精神を発揮させて毎年クリスマスの時期にアンチ・クリスマスなゲームを公開していました。
カップルを家に帰らせるゲーム「リア充狩り」、サンタを大砲で迎え撃つ「クリスマス中止のお知らせ。」、カップルにソーシャルディスタンスを施すゲーム「ミツデスマス」などなど。
流石に虚しくなってきたので2023年以降は中断しています。
2017年に入ると、いよいよ(一応)今も開発が続いている作品の1つである、自作都市開発シミュレーションゲーム「Cities Box」が登場します。
最初のきっかけは実験的な感じ(HSP3 でどこまでできるかな程度)から始まり、それなりに形になったため本格的な開発を始めました。
苦労したのは道路の敷設です。簡単な操作で道路を引けるようにしつつ、道路の向きが辻褄が合うように調整しなければなりません。また、(特に2マス以上に跨る建物などで)建物が正しく表示できるように調整するのも一苦労でした。
当初は HSP3 (Hot Soup Processor) で開発していました。後に OpenSiv3D (C++)に移行しますが、実は2023年12月に4年ぶりに HSP3 版のバグ修正版をリリースしています。
こちらはHSPプログラムコンテスト2017に応募し、Km2Net株式会社賞を頂いています。
ほぼ構想のまま停滞してしまったマルチウィンドウ版の Walls。RM とは ReMake の略です。
それまでの Walls とは全く似てもつかない別物で、設定アプリ、天気予報アプリなど最低限の機能だけ備えています。
うろ覚えですが、HSP3 の ax ファイルから外部アプリを Walls 内で起動する機能もあったと思います。
また、疑似仮想ハードディスク的な機能も備えていて、実際のディレクトリ情報を読み取って Walls 内に擬似的にマウントさせることもできました。
当時の技術力に対して理想が高すぎて空中分解してしまった感があります。あと、全部 HSP3 で実現するには色々限界でした。
ここまで作ってお蔵入りにするのも勿体ないので、時間と根気さえあれば開発再開したいもの No.1 です。
開発リポジトリはこちら。
Walls の実験場として作った OS もどき。
マルチウィンドウや外部 ax ファイルの実行機能など、後に Walls RM にも取り入れられる機能を先行して実装していました。
スクリーンショットを見ての通り、不具合はあるものの一応 Cities Box も動いていました。
これは多分公開していなかったと思うんですが、こんなのも作っていたんですねぇ。
明らかに温度表示がバグっているのはご愛嬌ということで。
C++ で HSP3 風の命令(ライブラリ関数)で GUI を実現しようというプロジェクト。
中身は SDL2 で、実態はそのラッパ関数群になります。
一度公開してから放置してしまいましたが、一応オセロゲームが作れる程度にはなっています。
2017年から HSP3 で開発していた Cities Box を OpenSiv3D に移植し始めたのがこの年です。
まだまだ HSP3 版に比べると低機能ではあるものの、新しい試みとして道路敷設のシステムを変更してみたり、セーブデータ構造もオブジェクト指向を活かした設計に変更したりしています。
受験とコロナ禍でメンタルがやられていたのもあり、クリスマスのゲーム以外にこれといって目立った活動はありませんでした(そもそも活動休止していました)。一応、現在の HP の開発を始めたりしています。
突然、これまで一緒だった HP とブログの分離を発表し、ブログの運用を開始しました。その名も「為せばnull」。
2021年まではホームページとブログが一体になっており、ブログはあくまでも YotioSoft のお知らせ用としての立ち位置でした。これを分離して完全な個人ブログとして運用し、好き勝手に書けるようにしようというのが狙いでした。その背景には、開発が停滞していて更新頻度が落ちていたことなどが挙げられます。
それで今、好き勝手にこのブログに駄文をつらつらと書いているわけですが、自作アプリの公開という活動方針に縛られることもなくなり、記事に書けることをモチベーションの一つとして色々なことに手を出すようになりました。例えば旅行、機械学習、環境構築、プログラミング言語の習得、ちょっとした実験、などなど。
ブログ開設に関連して、HP も一新し、Wordpress から GitHub Pages に移転しました。
これまでの公開場所としての HP とブログがゴチャゴチャになっていた状況を解消し、完全に公開専用の場所として作成しました。
これまではアプリケーションのダウンロードリンクがブログ記事だったりしたのですが、公開ページにある程度のフォーマットを策定し、必要な情報だけ取得できるよう自分なりに工夫しました。
ホームページ作成で勢い余って Web アプリ開発もしたくなったので、ミニツール集的な Web サイトとして Yapps を公開しました。
現在も少しずつアプリを増やしています(更新頻度は低いけど)。
ニューモーフィズムに憧れたので、何か作りたいと思い Gamut Box のリメイクとして Albus Box の開発を始めました。
OpenSiv3D で開発しており、プレイリスト機能、歌詞表示機能、サムネイル設定機能などを備える多機能なプレイヤーアプリです。
Albus Box とか Cities Box の開発を続けていました。ただ、特に目新しいことはしていないので特筆することはないです。
どちらかというとブログの更新のほうが中心となっていた気がします。
初の Rust 製ツール。コマンドライン上で DeepL 翻訳を提供するコマンドラインツールです。
引数での入力だけでなく、複数行入力や対話モードにも対応しています。
自分自身、日常的に利用しています。
こうして無事に10周年を迎えることができました。
長いような、短いような、いや流石に短くはないなという充実した10年間でした。
紆余曲折ありつつも、皆様のおかげで楽しい10年間を過ごすことができました。
今後も当分は活動を辞めるつもりはありません。今後とも YotioSoft を宜しくお願い致します。